ITStudyサイトはXSERVERを使用しています。テーマは「Cocoon」です。高速化の設定によってどれくらいの効果があるか確認してみました。
まず、Googleが無料で提供している「PageSpeed Insights」というツールを使ってサイトの表示速度を調べます。ウェブページのURLを入力し、「分析」ボタンをクリックするだけで調べることができます。
結果はこちら。87点なので「まあまあの速度」というところですね。できれば90点以上にしたいものです。
XSERVERの高速化設定
XSERVERには高速化設定が4つあります。
- Xアクセラレータ
- mod_pagespeed設定
- サーバーキャッシュ設定
- ブラウザキャッシュ設定
それぞれの設定はデフォルトのまま使用してきたので高速化できそうなら設定を変更します。Xアクセラレータの設定はVer1が選択されていました。Ver2の方がさらに高速化できるので設定変更します。
mod_pagespeed設定は新規の受け付けが終了していました。
「mod_pagespeed設定」機能の新規設定の受付終了について
サーバーキャッシュ設定はOFFになっていたのでONに変更しました。
ブラウザキャッシュ設定はOFFでしたが、このままOFFにしておきます。ブラウザにキャッシュされると記事を修正してもキャッシュされたファイルを見に行って最新の記事が確認できないことがあるためです。
Cocoonの高速化設定
Cocoonの設定は公式サイトに記載があるのでそちらをご参照下さい。サイトの内容は少しバージョンが古いので項目内容に違いがありますが、設定はできると思います。
https://wp-cocoon.com/site-speed-up/
高速化の効果
高速化の設定後、再度、「PageSpeed Insights」で分析します。結果は以下の通り。効果でていますね。
まとめ
設定変更したのは「Xアクセラレータ」と「サーバーキャッシュ設定」の2つです。画像だと細かい部分がわかりにくいので表でまとめておきます。まだ設定したことがないという方は参考にして下さい。
設定変更前 | Xアクセラレータ | Xアクセラレータ ServerCache設定 | Xアクセラレータ ServerCache設定 Cocoon設定 | |
First Contentful Paint(FCP) | 1.4S | 1.4S | 1.4S | 1.4S |
初回入力遅延(FID) | 10ms | 10ms | 10ms | 10ms |
First Contentful Paint | 0.7秒 | 0.6秒 | 0.6秒 | 0.3秒 |
First Meaningful Paint | 0.7秒 | 0.6秒 | 0.7秒 | 0.5秒 |
速度インデックス | 1.5秒 | 1.2秒 | 1.3秒 | 1.2秒 |
CPU の初回アイドル | 2.7秒 | 2.6秒 | 2.2秒 | 1.7秒 |
インタラクティブになるまでの時間 | 2.8秒 | 2.7秒 | 2.4秒 | 1.7秒 |
初回入力遅延の最大推定時間 | 140ミリ秒 | 80ミリ秒 | 100ミリ秒 | 100ミリ秒 |
次世代フォーマットでの画像の配信 | 0.68S | 0.84S | 0.64S | 0.38S |
レンダリングを妨げるリソースの除外 | 0.49S | 0.47S | 0.47S | - |
総合点 | 87 | 91 | 93 | 97 |
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