ConoHaのVPSでは、日本(東京)とシンガポールのデータセンターを使用することができます。通常は日本のデータセンターを使用しますが、全世界を対象にしたサイトを運用している場合は、日本とシンガポールそれぞれにサイトを立ち上げ、冗長構成にすることができます。
冗長構成にする目的は障害対応とパフォーマンスですね。たまに通信障害などのニュースを見ますが、冗長構成にしていると日本のサイトがアクセス不可でもシンガポールのサイトにアクセスさせることができます。
パフォーマンスは最寄りのサイトにアクセスさせることができます。シンガポール在住の人がアクセスする場合、日本のサイトにアクセスするより、シンガポールのサイトにアクセスした方が早いです。
詳細はConoHaのサイトをご覧ください。
https://www.conoha.jp/vps/function/location/
今回は日本とシンガポールの1GBプランを契約して、サーバの使用感を確認することにしました。同じスペックのサーバをレンタルするにしてもシンガポールの方が少し高いです。
プラン | 日本 | シンガポール |
512MB | 630円 CPU:1Core SSD:20GB | なし |
1GB | 900円 CPU:2Core SSD:50GB | 1,170円 CPU:2Core SSD:50GB |
2GB | 1,750円 CPU:3Core SSD:50GB | 2,270円 CPU:3Core SSD:50GB |
4GB | 3,420円 CPU:4Core SSD:50GB | 4,440円 CPU:4Core SSD:50GB |
8GB | 6,670円 CPU:6Core SSD:50GB | 8,670円 CPU:6Core SSD:50GB |
16GB | 13,0100円 CPU:8Core SSD:50GB | 16,910円 CPU:8Core SSD:50GB |
32GB | 25,370円 CPU:12Core SSD:50GB | 32,980円 CPU:12Core SSD:50GB |
64GB | 49,480円 CPU:24Core SSD:50GB | 64,320円 CPU:24Core SSD:50GB |
日本とシンガポールのサーバをリモートからあれこれ操作してみましたが、体感的にはどちらも特別遅く感じることはありませんでした。ただ、シンガポールは物理的に距離があるので数値化すると遅いはずです。Zabbixという監視ツールで通信速度を調べてみました。
赤がシンガポールのサーバ、緑が日本のサーバです。日本のサーバは平均9.67ms、シンガポールのサーバは平均84.13msなので、約9倍ほど差がありますね。しかし海外のサーバとしてはかなり早いと思うので問題になることはないでしょう。
あと、1時間ほどパケットロスもチェックしてみましたが、0パーセントでした。品質は良さそうですね。
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