はじめに
Arcserve UDPを使ってOS(Windows Server 2019)をリストアしてみます。「ベアメタル復旧」と呼ばれています。
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環境
バックアップの環境です。Arcserve UDP(8.0.5628)
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①WindowsServer2019 × 1台 (バックアップ対象サーバ)
②WindowsServer2016 × 1台(大阪のバックアップサーバ)
③WindowsServer2016-2 × 1台(東京のバックアップサーバ)
リストア手順
今回は、①のWindowsServer2019が起動しなくなった前提でバックアップデータからリストアします。まずはベアメタル復旧用のブートキットを作成します。ベアメタル復旧用のブートキットは最初の1回だけ作成して下さい。
ベアメタル復旧用のブートキット作成
スタートボタンから「Arcserve UDP ブートキットの作成」をクリックします。「Windows10」にチェックを入れて「次へ」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-10-500x410.png)
「ここをクリックすると」のリンクをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-15-500x410.png)
「Windows ADK のダウンロード」と「Windows ADK 用の WinPE アドオンのダウンロード」をクリックし、ファイルをダウンロードします。
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ダウンロードした2つのファイルを順番に実行します。ウィザードに沿ってデフォルト設定でインストールします。
ベアメタル復旧用ブートキットの作成画面に戻り、「次へ」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-15-500x410.png)
「ブート可能BMR ISOイメージの作成」にチェックを入れて「次へ」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-45-500x410.png)
「次へ」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-50-500x410.png)
「日本語」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-55-500x410.png)
「作成」ボタンをクリックします。ブート可能BMRイメージが作成されるまでしばらく待ちます。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-60-500x410.png)
ブート可能BMRイメージが作成されたら「完了」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-65-500x410.png)
ISOファイルは、プラットフォームとデスティネーションの選択画面で指定した通り「C:\Users\Administrator」に保存されています。
OSのリストア
作成したISOファイルをセットします。管理人は「VMware Workstation Pro」を使用しているので仮想マシン(WindowsServer2019)の設定画面で指定しています。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-70-500x204.png)
仮想マシン(WindowsServer2019)を再起動します。vmwareのロゴが表示された後に素早く「F2」キーを押下しBoot Manager画面を表示します。「EFI VMware Virtual SATA CDROM Drive (1.0)」を選択し、Enterキーを押下します。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-75-500x386.png)
「Press any key to boot from CD or DVD.....」が表示されたらEnterキーを押下します。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-80-500x300.png)
「日本語」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-85.png)
「Arcserve Unified Data Protectionのバックアップからリストアする」にチェックを入れ「次へ」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-90-500x368.png)
左下のユーティリティボタンからネットワークの設定を実施します。管理人の環境では名前解決できるようにDNSの設定(IPとサフィックス)を追加しました。
参照ボタンから「復旧ポイントサーバから参照」をクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-95-500x366.png)
ホスト名、ユーザ名、パスワードを入力し、「接続」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-100.png)
データストア、およびノードが表示されるので選択し、「OK」ボタンをクリックします。
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復旧ポイントを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
![](https://it-study.info/wp-content/uploads/2021/07/20210724-115-500x366.png)
「高速モード」にチェックを入れ「次へ」ボタンをクリックします。確認メッセージが表示されるのでそのまま進めます。
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リストアの内容が表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
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「再起動後にエージェントサービスを自動的に開始しない」のチェックを外します。リストアが完了するまで待ちます。
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リストアが完了すると、無事OSが起動しました。
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