仮想マシンの保存場所を変更し「移動しました」「コピーしました」の動作を検証しました

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はじめに

仮想マシンファイルの保存場所を変更して起動した時、以下のメッセージが表示されます。

「移動しました」と「コピーしました」の違いは、UUIDとMACアドレスの情報を維持するか変更するかの違いです。

ローカル内で保存場所を変更したのであれば「移動しました」、他のマシンにコピーしたなら「コピーしました」を選択すると良いでしょう。

先日、保存場所を変更した時に UUIDとMACアドレスの情報が本当に維持、もしくは変更されるのか気になりました。

ということでWindows Server 2016の仮想マシンで早速、確認しました。

検証

仮想マシンの情報です。OSはWindows Server 2016です。

UUID

コマンドプロンプトを使用する場合は「wmic csproduct get uuid」、PowerShellを使用する場合は「Get-WmiObject Win32_ComputerSystemProduct | select UUID」を使用します。今回はPowerShellを使います。

PS C:\> Get-WmiObject Win32_ComputerSystemProduct | select UUID

UUID
----
12794D56-55A4-30BF-EFE2-7743126F2914

UUIDは、「12794D56-55A4-30BF-EFE2-7743126F2914」と確認できました。

MACアドレス

コマンドプロンプトを使用する場合は「ipconfig /all」や「getmac」、PowerShellを使用する場合は「Get-WmiObject Win32_NetworkAdapterConfiguration | select macaddress」を使用します。今回はPowerShellを使います。

PS C:\> Get-WmiObject Win32_NetworkAdapterConfiguration | select macaddress

macaddress
----------
00:0C:29:6F:29:14

MACアドレスは、「00:0C:29:6F:29:14」と確認できました。

結果

仮想マシンのファイルを他のドライブにコピーして起動し、メッセージ画面の「移動しました」ボタンをクリックします。UUIDとMACアドレスの情報を確認したところ、以下の通りでした。

UUID:12794D56-55A4-30BF-EFE2-7743126F2914
MACアドレス:00:0C:29:6F:29:14

完全に「同一」であることを確認しました。

再度、仮想マシンのファイルをコピーして起動し、メッセージ画面の「コピーしました」ボタンをクリックします。UUIDとMACアドレスの情報を確認したところ、以下の通りでした。

UUID:40BD4D56-1AD6-5EBF-A47F-10D2376255CE
MACアドレス:00:0C:29:62:55:CE

確かに情報が変わっていることが確認できました。

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