タスクスケジューラのリモート設定

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はじめに

サーバの運用管理者は、 メンテナンス(計画作業や停電対応)などで特定の日時にサーバをシャットダウン、もしくは再起動することがあります。

この作業を自動的に実施するにはタスクスケジューラを使用しますが、対象サーバにログオンしてGUIから設定するのは効率的とはいえませんので、リモートからの設定方法をご紹介します。

操作方法

条件

  • 2019年5月14日の23:00にサーバをシャットダウンする
  • 処理は今回限り(1回のみ)
  • ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する

コマンド

schtasks /Create /S ホスト名 /U ユーザー名 /P パスワード /TN タスク名 /SC ONCE /SD 2019/05/14 /ST 23:00 /TR "C:\Windows\System32\shutdown.exe /s /t 60 /f" /RU system

オプションの説明

オプション意味
/S システム接続先のリモート システムを指定します。システムパラメーターを省略すると、既定値によりローカル システムになります。
/U ユーザー名SchTasks.exe が実行されるユーザー コンテキストを指定します。
/P [パスワード]与えられたユーザーのコンテキストのパスワードを指定します。省略すると入力が促されます。
/RU ユーザー名タスクの実行に使う実行ユーザー アカウント(ユーザー コンテキスト) を指定します。システムアカウントの有効な値は ""、"NT AUTHORITY\SYSTEM"、または "SYSTEM" です。v2 タスクには、"NT AUTHORITY\LOCALSERVICE" と"NT AUTHORITY\NETWORKSERVICE" も 3 つすべての3 つすべてに対して既知の SID と同じく利用できます。
/RP [パスワード]実行ユーザーのパスワードを指定します。パスワードを要求するには、値は "*" または空である必要があります。システム アカウントではこのパスワードは無視されます。/RU または /XML スイッチのいずれかと組み合わせる必要があります。
/SC スケジュールスケジュールの頻度を指定します。有効なスケジュールの種類は MINUTE、HOURLY、DAILY、WEEKLY、MONTHLY、ONCE、ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT です。
/MO 修飾子スケジュールの種類を詳細に指定して、スケジュールの頻度に関してより細かな制御を行います。有効な値は、下の"修飾子" の節に記述されています。
/D 日タスクを実行する曜日を指定します。 有効な値は、MON、TUE、WED、THU、FRI、SAT および SUN です。毎月の指定 (MONTHLY) の場合は、日を 1 から 31 の間で指定します。ワイルドカード "*" を使うとすべての日を指定できます。
/M 月月を指定します。既定の日は月の最初の日になります。有効な値は、JAN、FEB、MAR、APR、MAY、JUN、JUL、AUG、SEP、OCT、NOV および DEC です。ワイルド カード"*" を使うとすべての月が指定できます。
/I アイドル時間待機するアイドル時間を指定します。このアイドル時間の待機後にスケジュールされた ONIDLE のタスクが実行されます。有効な範囲は、1 から 999 分です。
/TN タスク名このスケジュール タスクを\一意に識別するための文字列をパス名の形式で指定します。
/TR 実行タスクスケジュールされた時刻に実行するプログラムのパスおよびファイル名を指定します。例: C:\windows\system32\calc.exe
/ST 開始時刻タスクを実行する開始時刻を指定します。時刻はHH:mm の形式 (24 時間形式) です。たとえば、午後 2 時 30 分の場合は14:30 と指定します。/STが指定されていない場合の既定値は現在の時刻です。このオプションは /SC ONCE と併用する必要があります。
/RI 間隔繰り返す間隔を分で指定します。これは次のスケジュールの種類には適用できません: MINUTE、HOURLY、ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。有効な範囲: 1 - 599940 分。 /ET または /DU が指定されている場合、既定値は10 分になります。
/ET 終了時刻タスクの実行を終了する時刻を指定します。時刻の形式はHH:mm (24 時間形式) です。たとえば、午後 2 時 50 分の場合は 14:50 と指定します。次のスケジュールの種類には適用できません: ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。
/DU 継続時間タスクを実行する継続時間を指定します。時間はHH:mm の形式です。これは /ET と共には適用されません。また、次のスケジュールの種類には適用されません:ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。/V1 タスクの場合、/RIが指定されると、既定値は1 時間になります。
/K終了時刻または継続時間にタスクを終了します。これは次のスケジュールの種類には適用されません: ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。/ET または /DU を指定する必要があります。
/SD 開始日タスクを実行する最初の日を指定します。 形式はyyyy/mm/dd です。既定値は現在の日付です。これは次のスケジュールの種類には適用されません: ONCE、ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。
/ED 終了日タスクを実行する最後の日を指定してください。形式はyyyy/mm/dd です。これは次のスケジュールの種類には適用されません: ONCE、ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。
/EC チャネル名OnEvent トリガーに対するイベントのチャネルを指定します。
/ITジョブの実行時に /RU ユーザーが現在ログオンしている場合にのみ、タスクが対話的に実行されるようにします。このタスクは、ユーザーがログインしている場合にのみ実行します。
/NPパスワードは保存されません。タスクは特定のユーザーとして非対話的に実行されます。ローカル リソースしか使用できません。
/Z最後の実行後で削除するタスクをマークします。
/XML XMLファイルファイル内で指定されているタスク XML からタスクを作成します。タスク XML に既にプリンシパルが含まれている場合は、/RU および /RP スイッチ、または /RP 単体と組み合わせることができます。
/V1Vista 以前のプラットフォームで表示するタスクを作成します。/XML との互換性はありません。
/F指定したタスクが既に存在する場合、タスクを強制的に作成し、警告を抑制します。
/RL レベルジョブの実行レベルを設定します。有効な値はLIMITED と HIGHEST です。既定値は LIMITED です。
/DELAY 遅延時間トリガーの開始後から、タスクが実行するまでの待機時間を指定します。時間の形式は mmmm:ss です。このオプションは ONSTART、ONLOGON、ONEVENT の種類のスケジュールにのみ有効です。
/HRESULT診断能力を向上させるために、プロセス終了コードはHRESULT 形式になります。

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