はじめに
先日、会社からの指示でHA研修を受けてきました。
HAは、ヒューマンアセスメント(Human Assessment)の略で、米国において開発された人事アセスメント手法の1つです。
個人の能力や資質が業務においてどのように発揮されるかを多面的・客観的に評価する技法です。コンピテンシーやディメンションなどの評価指標を用いて、企業が求める貢献のあり方に結びつく「個人の行動」や「行動に繋がる個人特性」を測定します。
簡単にいえば、リーダーとしてふさわしいか、やっていけるかどうかを図るのための研修です。
概要
日時
2019年11月5日(火)~2019年11月6日(水)
講師
パーソナルラーニング株式会社
内容
1日目
- オリエンテーション
- グループ討議演習
- グループ討議演習の振り返り
- インバスケット演習
2日目
- 昨日の振り返り
- 方針立案演習
- 発表演習
- 方針立案演習の解説
- 面接演習の振り返り
- 能力開発シートの作成
- まとめ
まとめ
グループ討議演習は、秋葉原で新サービスを始めたい。何をするかは自由。グループで話し合って決めろというものでした。ここで何のサービスを始めるかは問題ではなく、誰がどのようにリーダーシップを発揮してみんなの意見をまとめ結論に導くかがポイントです。この様子はビデオ撮影され、演習完了後にテレビにつないでみんなでチェックして振り返るというものでした。
インバスケット演習は、部下や同僚、上司からいろいろな相談や課題をもらうので如何に早く的確に処理していくかという演習です。ポイントは「分析、仮説、考察し具体的にどうするか」を書くということです。
方針立案演習は、「喫茶店を経営しているが売り上げが年々ダウンしている。V字回復するにはどうするか考えよ!」というものです。売上データや顧客情報、店舗情報、立地条件などさまざまな情報を与えられ、それらのデータをどのように分析し、仮説を立て、回復させるのかを整理してみんなの前でプレゼンします。さまざまな観点から見ると、改善ポイントがいくつもあるのでどれを選択するのか、その理由は?をきっちり説明できれば大丈夫です。課題→原因→解決策→効果という流れがわかりやすいかなと思います。
面接演習は、「仕事でミスが多い部下は課長に叱責されることが多く、退職を考えていると聞いた。部長であるあなたは課長と面談することにした。どう対応しますか?」というものです。
上記すべてにおいて、これが答えだ!というものはありません。そのため、模範解答のようなものもくれません。今回の研修でいろいろな気づきや反省点がありましたが、会社がリーダーとして求めているものが如何に大きいか思い知った研修でした。
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