DeepSecurity12をインストールしてみた

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はじめに

ある作業でDeepSecurity12を操作することになったのですが、まったく触ったことがなかったので検証環境を作ることにしました。今は簡単に検証環境を作っていろいろ試せるから本当に便利になりましたよね。

DeepSecurity12はトレンドマイクロ社のサイトから体験版をダウンロードできます。最初はダウンロードしたファイルを実行してウィザード画面に従ってインストールすればすぐに終わるだろうと思っていたのですが、データベース作成の部分で予想外に手間がかかったので手順をまとめておきます。

インストール手順

OSはWindowsServer2016を使用します。

DeepSecurityはデータベースを使用します。データベースは3つから選択できます。
・Microsoft SQL Server
・Oracle Database
・PostgreSQL

今回は、「PostgreSQL」を使用する前提で進めます。

PostgreSQLのインストール

公式サイトからPostgreSQLをダウンロードします。
https://www.postgresql.org/download/windows/

バージョンはDeepSecurity12で使用できるバージョンにするため、バージョン10をダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを実行します。ウィザード画面では基本的にデフォルトのまま進めて下さい。パスワードは任意に設定して下さい。

インストール完了後に「Completing the PostgreSQL Setup Wizard」画面が表示されます。
チェックを外して「Finish」ボタンをクリックします。

続いてデータベースを作成します。
Windowsボタンから「SQL Shell (psql)」を起動します。

以下の通り入力します。
Server [localhost]:Enterキーを押下
Database [postgres]:Enterキーを押下
Port [5432]:Enterキーを押下
Username [postgres]:Enterキーを押下
Client Encoding [SJIS]:Enterキーを押下
ユーザー postgres のパスワード:ウィザードで入力したパスワードを入力
psql (10.16)
"help" でヘルプを表示します。
postgres=# create database dsm;
CREATE DATABASE
postgres=# \q

ファイルを修正します。
C:\Program Files\PostgreSQL\10\data\pg_hba.conf
IPv4 local connections:のセクションに以下を追加
host all all サーバのIPアドレス/32 trust

DeepSecurityのインストール

DeepSecurity12の体験版を公式サイトからダウンロードします。30日間使用できます。
https://www.trendmicro.com/ja_jp/business/products.html

アクティベーションコードの入手には、メールアドレス等の登録が必要なので実施して下さい。

仮想サーバを構築しダウンロードしたファイルを実行します。

言語は「日本語」を選択します。セットアップウィザード画面を進めます。
使用許諾契約書は「同意」を選択します。
インストールパスは、デフォルトのまま進めます。

データベースは「PostgreSQL」をチェックします。
ホスト名:自動で入力されています
データメース名:自動で入力されています
ユーザ名:postgres
パスワード:Postgresのインストール時に設定したパスワードを入力

「システムチェックを開始」ボタンをクリックします。すべての要件がクリアできたら「Deep Security Managerをインストール」ボタンをクリックします。

アクティベーションコードを入力します。

アドレスとポートの画面はデフォルトのままで進みます。
管理者アカウントの画面は任意に入力します。
セキュリティアップデートの設定画面はデフォルトのままで進みます。
ソフトウェアアップデートの設定画面はデフォルトのままで進みます。
マスターキーの設定画面は デフォルトのままで進みます。
Relay有効化済みAgentの設定画面はデフォルトのままで進みます。
Smart Protection Networkの設定画面は「トレンドマイクロスマートフィードバックを有効にする」のチェックを外します。
「インストール」ボタンをクリックします。
インストールが完了したら「Deep Security Mangerコンソールを起動する」のチェックを外して「終了」ボタンをクリックします。

動作確認

ブラウザを起動しURLを入力します。
https://localhost:4119/SignIn.screen

ログオン画面が表示されるのでログオンします。
ユーザー名:デフォルではMasterAdmin
パスワード:設定したパスワードを入力

ログオンできたら完了です。

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