はじめに
Zabbixでサーバやネットワーク機器の監視を実施しています。ダッシュボードを見た時、Zabbixサーバに「Zabbix icmp pinger processes more than 75% busy」のアラートがでていました。
原因や対応についてまとめておきます。
対応方法
アラートの原因は、死活監視の処理が多く高負荷になっているためです。対応は死活監視のアイテムやトリガーの処理数を減らす、またはZabbixで処理できる数を増やします。
icmppingのオプションは以下の通りです。
icmpping[<target>,<packets>,<interval>,<size>,<timeout>]
オプションのデフォルト値は以下の通りです。
packets:3回
interval:1秒
size:64バイト
timeout:0.5秒
「interval」や「timeout」を指定すると効果があります。
icmpping[,,200]
icmpping[,,,,200]
icmpping[,,200,,200]
または、Zabbixサーバのconfigで「StartPingers」の値を上げて下さい。処理できるプロセス数を増やします。
# vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf
以下のパラメータでコメントを解除し、値を1以上にする。
ここでは10にしていますが環境に応じて適切に設定して下さい。
# StartPingers=1
↓
StartPingers=10
Zabbixサービスを再起動します。
# systemctl restart zabbix-server
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