LPICレベル1

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試験概要

Linuxの基本操作、システム管理の基本を中心として、Linuxディストリビューションを利用するために必要な知識を幅広く問う資格です。101試験と102試験の2科目に合格すると認定されます。

試験範囲

101試験

項目内容
システムアーキテクチャハードウェア設定の決定と構成
システムのブート
ランレベルの変更とシステムのシャットダウンまたはリブート
Linuxのインストールとパッケージ管理 ハードディスクのレイアウト設計
ブートマネージャのインストール
共有ライブラリを管理する
Debianパッケージ管理を使用する
RPMおよびYUMパッケージ管理を使用する
GNUとUnixのコマンドコマンドラインで操作する
フィルタを使ってテキストストリームを処理する
基本的なファイル管理を行う
ストリーム、パイプ、リダイレクトを使う
プロセスを生成、監視、終了する
プロセスの実行優先度を変更する
正規表現を使用してテキストファイルを検索する
viを使って基本的なファイル編集を行う
デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準パーティションとファイルシステムの作成
ファイルシステムの整合性を保持する
ファイルシステムのマウントとアンマウントをコントロールする
ディスククォータを管理する
ファイルのパーミッションと所有者を管理する
ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する
システムファイルを見つける、適切な位置にファイルを配置する

102試験

項目内容
シェル、スクリプト、およびデータ管理シェル環境のカスタマイズと使用
簡単なスクリプトをカスタマイズまたは作成する
SQLデータ管理
ユーザインターフェイスとデスクトップX11のインストールと設定
ディスプレイマネージャの設定
アクセシビリティ
管理業務ユーザアカウント、グループアカウント、および関連するシステムファイルを管理する
ジョブスケジューリングによるシステム管理業務の自動化
ローカライゼーションと国際化
重要なシステムサービスシステム時刻を維持する
システムのログ
メール転送エージェント(MTA)の基本
プリンターと印刷を管理する
ネットワークの基礎インターネットプロトコルの基礎
基本的なネットワーク構成
基本的なネットワークの問題解決
クライアント側のDNS設定
セキュリティセキュリティ管理業務を実施する
ホストのセキュリティ設定
暗号化によるデータの保護

Q&A

腕時計は必要ですか

必要ありません。

LPICの試験は、パソコンを使用した試験です。
試験を開始すると、パソコンの画面上に残り時間、○時間○分と表示されますので、
時計を見る必要はありません。

試験時間は90分ですが、時間は余裕がありますか

受験者のレベルによりますが、多くの方は、時間が余ると思います。私の場合は、40分くらいで60問を解き終わりました。

問題は、3、4行程度なので、解くのに時間はかからないと思います。

一度、解いた問題をやり直すことはできますか。

はい、できます。

LPICの試験では、わからない問題にマークをつけて後から見直すことができます。そのため、1問1問じっくり考えて解くのではなくわかるところから解いていく、わからない問題は後回しにするという解き方が必要です。

試験中にトイレに行くことはできますか。

はい、できます。

試験は、誰しも緊張するものです。急にお腹の具合が悪くなることもあるでしょう。その時は、手を上げてトイレに行きたい旨を試験官に伝えて下さい。トイレに行くことを許可してくれます。

ただし、不正がないよう試験官がトイレまでついてくることになります。
また、トイレ中も時間は止めてくれませんので、ご注意下さい。

2科目(117-101と117-102)を続けて受験することはできますか。

はい、できます。

受験日を同じにして時間をずらして申し込めばOKです。
117-101を13:00~
117-102を15:00~ とすれば問題ありません。

この時、117-101の試験が早く終わったら、続けて117-102の試験を受けることができます。15:00まで待たなくても良いです。私は、2科目の連続受験をしています。

※連続受験は、受験会場や試験官によって異なるかも知れませんので念のために事前確認しておいて下さい。

LPICレベル1の認定証はどのようなものですか。

認定証と認定カード、そしてLPICの広告パンフレットが入っています。認定証の画像は下記の通りです。

試験に合格してから認定証はどれくらいで届きますか。

管理人の場合、受験したのが2010年11月12日(金)で、認定証が届いたのが2010年11月26日(金)です。ちょうど、2週間後に届いています。