7つの契約タイプとリスクの関係

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実費償還契約と定額契約のリスク関係についてまとめています。

実費償還契約は購入者のリスクが高く、定額契約は納入者のリスクが高くなります。

実費償還契約

項目意味
コスト・プラス・コストパーセンテージ契約 (CPPC:Cost Plus Percentage of cost Contract)実費償還契約の一種で、 購入者は、実行されたサービスのコストの許容償還額と利益として事前に合意された実コストのあるパーセンテージとの合計を支払う。
コスト・プラス定額フィー契約 (CPFF: Cost Plus Fixed Fee Contract)実費償還契約の一種で、購入者が納入者の償還対象コスト (これは契約で取り決める)と固定額の利益 (フィー) を納入者に支払う契約。
コスト・プラス・インセンティブ・フィー契約 (CPIF:Cost Plus Incentive Fee Contract)実費償還契約の一種で、購入者は、納入者の償還対象コスト (これは契約で取り決める) を納入者に支払い、加えて契約時に合意したパフォーマンスの基準を達成した場合に、納入者が所定の利益 (フィー) を受け取る契約。
コスト・プラス・アワード・フィー契約 (CPAF: Cost Plus Award Fee Contract)契約形態のひとつ。完了した作業にかかった妥当な実費総額に加えて納入者の利益となる報奨金を納入者に支払う契約。

定額契約

項目意味
完全定額契約 (FFP: Firm Fixed Price Contract)納入者側のコストにかかわらず、購入者が納入者に決まった額 (契約で取り決めた額)を支払う定額契約の一形態。
経済価格調整付き定額契約 (FPEPA: Fixed Price with Economic Price Adjustment Contract)インフレーションによる変化または特定物資のコスト高騰や低下など、状況の変化に応じて、事前に定義した最終調整を契約価格へ反映可能な特殊条項を含む定額契約。
インセンティブ・フィー付き定額契約 (FPIF: Fixed Price Incentive Fee Contract)購入者が納入者へ決められた額 (これは契約で取り決める) を支払い、納入者が所定のパフォーマンス基準を満たした場合に、納入者が追加の報酬を受け取る契約の一形態。
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