Zabbixでディレクトリのエントリー数を監視する

目的

Zabbixを使用してディレクトリのエントリー数を監視します。

CentOSのディレクトリ構成です。

# tree /var/log/test --charset unicode
/var/log/test
|-- test1.txt
|-- test2.txt
|-- test3.txt
|-- test4.txt
`-- test5.txt

Windowsのフォルダ構成です。

c:\>tree c:\test /F
フォルダー パスの一覧
ボリューム シリアル番号は 7A0F-3F88 です
C:\TEST
│  test.log
│  test2.log
│  test3.log
│
└─test1
        test.txt
        テスト.txt

Zabbixサーバの環境です。

OS	Webサーバ	データベース	PHP	Zabbix Server	Zabbix Agent
CnetOS 7.8	Apache 2.4.6	MySQL 8.0.21	7.2.32	4.0.23	4.0.23

クライアントの環境です。

OS	Zabbix Agent
CnetOS 7.4	4.0.23
Windows Server 2019	4.0.23

項目	CentOS側の設定値	Windows側の設定値	備考
名前	ディレクトリのエントリー数	フォルダのエントリー数
タイプ	Zabbixエージェント	Zabbixエージェント
キー	vfs.dir.count[/var/log/test/]	vfs.dir.count[c:\test]	サブディレクトリも対象で1カウントされる
データ型	数値 (整数)	数値 (整数)
監視間隔	0	0
監視間隔のカスタマイズータイプ	定期設定	定期設定
監視間隔のカスタマイズー監視間隔	wd1-5h9	wd1-5h9	月曜から金曜の9:00
アプリケーションの作成	フォルダ	フォルダ

項目	CentOS側の設定値	Windows側の設定値
名前	{HOST.NAME} ディレクトリのエントリー数しきい値超過	{HOST.NAME} フォルダのエントリー数しきい値超過
深刻度	警告	警告
条件式	{CentOS7-ZA4-1:vfs.dir.count[/var/log/test/].last(#1)}>10 ※最新のエントリー数が3以上という意味です。	{WindowsServer2019:vfs.dir.count[c:\test].last(#1)}>10 ※最新のエントリー数が3以上という意味です。
手動クローズを許可	チェックをつける	チェックをつける

項目	設定値
デフォルトのアクション実行ステップの間隔	1h
デフォルトの件名	【ZBX】{TRIGGER.NAME}
デフォルトのメッセージ	Original event ID: {EVENT.ID} 障害発生時刻：{DATE} {TIME} ホスト名：{HOST.HOST} IPアドレス：{HOST.IP} 設置場所：{INVENTORY.LOCATION} 深刻度：{TRIGGER.SEVERITY} 障害内容：{TRIGGER.NAME} 最新値：{ITEM.LASTVALUE}
メンテナンス中の場合に実行を保留	チェックをつける
実行内容	アラートメールの宛先を設定

最新データの状態です。正常時は以下の通りです。

ファイルを増やします。

アラートメールが届いていることを確認します。

件名	本文	備考
【ZBX】CentOS7-ZA4-1 ディレクトリのエントリー数しきい値超過	Original event ID: 559 障害発生時刻：2023.04.01 23:33:06 ホスト名：CentOS7-ZA4-1 IPアドレス：192.168.xxx.xxx 設置場所：UNKNOWN 深刻度：Warning 障害内容：CentOS7-ZA4-1 ディレクトリのエントリー数の閾値超過最新値：11	最新値が11になってアラートメールが届きました。
【ZBX】WindowsServer2019 フォルダのエントリー数しきい値超過	Original event ID: 558 障害発生時刻：2023.04.01 23:33:03 ホスト名：WindowsServer2019 IPアドレス：192.168.xxx.xxx 設置場所：UNKNOWN 深刻度：Warning 障害内容：WindowsServer2019 フォルダのエントリー数の閾値超過最新値：11	最新値が11になってアラートメールが届きました。