はじめに
Amazonのコンピュータ・ITの売れ筋ランキングを見ていた時、ふと「DX」の書籍が目につきました。少し前にITとは無関係の知人から「DX」って何?と聞かれてそれとなく答えたのですが、理解してもらえる説明ができませんでした。
ちゃんと勉強しないと駄目だな~と思っていたところ、たまたま「DX」の書籍があったので読んでみました。管理人は、Amazonの定額制読み放題サービス「Kindle Unlimited」の会員なので対象の書籍であればすぐに読み始めることができます。
内容は確かにわかりやすいです。DXって何?というところから始まって、今後DXをどのように考えて進めていくべきなのかがよく理解できました。
IT業界で働いているSEにとっては難なく理解できるかと思います。DXの基礎から学びたいと思っている人にとってはオススメです。
本書のポイント
- DXの基本か実践までプロセスごとに必要な知識が身につく
- 非エンジニアでもよくわかるビジネス視点による丁寧な解説
- プロジェクトリーダーとして知っておくべき全知識が1冊でわかる
目次
本書の目次です。気になる内容があれば読んでみて下さい。
1.DXを正しく理解する
- DXとは何か
- なぜいまDXが注目されるのか
- デジタルトレンドを理解しよう
- DXのメリットを考える
- デジタル化には段階がある
- DXのアクションを起こすには
- DXのハードルを知っておこう
- いつDXに取り組むか
- 小さく早い成功を積み上げよう
2.企業体質をデジタルファーストにする
- デジタルファーストな体質づくりに向けた準備
- DXプロジェクトの全体像
- ビジネスモデル図をつくろう
- 業務上の課題を洗い出そう
- 課題からデジタル化すべき業務を洗い出す
- データの流れを把握する
- データ活用の可能性を考える
- 現状のシステムマップとのギャップ
- 生産性を上げるシステム改善
- 効果を測定するには
- DX推進の横断チームをつくろう
- スケジュールを作成しよう
- DXの費用対効果を見積もる
- 経営層から承認を得るプレゼン方法
3.DX時代の開発手法
- デジタル化の流れを整理しよう
- デジタイゼーションの進め方
- デジタライゼーションの進め方
- 仕様書の作成ポイントを押さえる
- カスタマージャーニーマップを開発に活用する
- ユーザーへの提供価値を絞る
- データを正しく取得するための設計方法
- デジタライゼーションをすばやく始める
- 開発をしないデジタライゼーション
- RPAで人の作業をデジタル化する
- アジャイル開発の進め方
- プロトタイプを使って検証する
- ユーザーテストの注意点
- 成功するリリース方法
- プロジェクトを評価する
4.新しいビジネスを生み出すデジタライゼーション
- データを活用してビジネスをデータドリブンに
- データ分析の基本的な考え方を理解する
- データ分析を体験しよう
- データを活用する会社に変わる
- AIで分析や意思決定を自動化する
- QCDからDXを考える①「品質を高める」
- QCDからDXを考える②「コストを下げる」
- QCDからDXを考える③「納期を早める」
- QCDを高める2つの着眼点
5.事例に学ぶ成功するDXのポイント
- 事例を自社の状況に合わせて読んでみよう
- 事例に学ぶデジタル化①「デジタルデータを生み出す」
- 事例に学ぶデジタル化②「新しいサービスを生み出す」
- 事例に学ぶデジタル化③「まったく新しい価値を生み出す」
6.DXの先を見据えて
- DXはIT導入の集大成ではない
- ビジネスを支えてきたテクノロジー
- DXを支える5つの技術キーワード
- 計算の進化がもたらした人工知能(AI)
- 生活インフラに革新を起こす5G
- 大きな可能性を秘めたVR、AR
- クラウドサービスで開発を加速する
- 開発手法の進化は企業淘汰を引き起こす
- DX時代の収益モデル
- 求められるスキルも進化する
- 2025年の崖の先にあるもの
- あなたの現場で起きること
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