メモリを監視する

はじめに

メモリの使用状況を確認します。メモリ不足が発生するとディスクI/O待ちが発生したり、スワップが発生しサーバの処理能力が著しく低下します。

このコンテンツをテストするには、事前に以下の設定が必要です。1番から順番に実施して下さい。
ホストグループの作成 → ②ホストの登録

環境

OS:CentOS 7.7.1908
WebServer:Apache/2.4.6
PHP:7.2.28
MySQL:8.0.19
Zabbix:4.0.18

監視内容

監視項目アイテムキー説明
メモリの総容量vm.memory.size[total]物理メモリの総容量
メモリの空き容量 vm.memory.size[free]メモリの空き容量
メモリの使用量vm.memory.size[used]メモリの総容量からメモリの空き容量を引いた値
メモリのバッファvm.memory.size[buffers]ブロックI/Oを最適化するために、ディスクブロックをキャッシュする容量
メモリのキャッシュvm.memory.size[cached]ファイルI/Oを最適化するために、ファイルのページをキャッシュする容量
利用可能なメモリ容量(available)vm.memory.size[available]
(free + buffers + cached)
プロセスが使用可能な物理メモリの容量。値が減少していく場合はメモリリークの可能性あり。
メモリの使用率vm.memory.size[(total-available)/total]直接メモリの使用率を取得するキーがないため、計算式によって取得する。「(メモリ総容量-メモリ空き容量)÷ メモリ総容量 × 100」
スワップの総容量system.swap.size[,total]スワップサイズの総容量
スワップの空き容量system.swap.size[,free]スワップサイズの空き容量
スワップの使用量system.swap.size[,used]スワップサイズの使用量
スワップの使用率system.swap.size[,pused]スワップサイズの使用率
スワップの未使用率system.swap.size[,pfree]スワップサイズの未使用率

メモリの各項目を図にすると以下の通りです。

アイテムの作成

メモリの総容量

  • 名前:05.メモリの総容量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:vm.memory.size[total]
  • データ型:数値(整数)
  • 単位:B

メモリの空き容量

  • 名前:10.メモリの空き容量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:vm.memory.size[free]
  • データ型:数値(整数)
  • 単位:B

メモリの使用量

  • 名前:15.メモリの使用量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:vm.memory.size[used]
  • データ型:数値(整数)
  • 単位:B

メモリのバッファ

  • 名前:20.メモリのバッファ
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:vm.memory.size[buffers]
  • データ型:数値(整数)
  • 単位:B

メモリのキャッシュ

  • 名前:25.メモリのキャッシュ
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:vm.memory.size[cached]
  • データ型:数値(整数)
  • 単位:B

利用可能なメモリ容量

  • 名前:30.利用可能なメモリ容量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:vm.memory.size[available]
  • データ型:数値(整数)
  • 単位:B

メモリの使用率

  • 名前:35.メモリのキャッシュ
  • タイプ:計算
  • キー:vm.memory.size[(total-available)/total]
  • 式:(last("vm.memory.size[total]")-last("vm.memory.size[available]"))/last("vm.memory.size[total]")*100
  • データ型:数値 (整数)
  • 単位:

式で指定されるキーアイテムは、あらかじめ作成しておく必要があります。
(vm.memory.size[total]やvm.memory.size[available]のこと)

スワップの総容量

  • 名前:50.スワップの総容量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:system.swap.size[,total]
  • データ型:数値 (整数)
  • 単位:B

スワップの空き容量

  • 名前:55.スワップの空き容量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:system.swap.size[,free]
  • データ型:数値 (整数)
  • 単位:B

スワップの使用量

  • 名前:60.スワップの使用量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:system.swap.size[,used]
  • データ型:数値 (整数)
  • 単位:B

スワップの使用率

  • 名前:65.スワップの使用量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:system.swap.size[,pused]
  • データ型:数値 (整数)
  • 単位:%

スワップの未使用率

  • 名前:70.スワップの使用量
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:system.swap.size[,pfree]
  • データ型:数値 (整数)
  • 単位:%

動作確認

アイテムの作成が完了したらデータが問題なく取得できているか確認します。
「監視データ」-「最新データ」をクリックします。
右上にあるホスト欄で、監視対象機器を選択します。
データが取得できているか確認します。

Zabbix Agentをインストールしている環境では、WindowsでもLinuxでも同じアイテムキーを使用できることが多いです。ただし、取得するアイテムによってはWindowsのみ、もしくはLinuxのみでしか使用できないキーもあります。更にOSのバージョンによっても差異があります。

CentOS

Windows Server 2019

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