はじめに

ディスクの容量を監視します。
このコンテンツをテストするには、事前に以下の設定が必要です。1番から順番に実施して下さい。
①ホストグループの作成 → ②ホストの登録
環境
OS:CentOS 7.7.1908
WebServer:Apache/2.4.6
PHP:7.2.28
MySQL:8.0.19
Zabbix:4.0.18
通常サーバによってディスク構成は異なります。「ディスカバリ」機能を使用するとサーバごとにディスク構成を意識せずともディスク構成に応じた監視ができるようになります。
監視内容
監視項目 | アイテムキー | 説明 |
ディスクの総容量 | vfs.fs.size[fs:,total] | ファイルシステムの総容量 |
ディスクの使用量 | vfs.fs.size[fs:,used] | ファイルシステムの使用量 |
ディスクの空き容量 | vfs.fs.size[fs:,free] | ファイルシステムの空き容量 |
ディスクの使用率 | vfs.fs.size[fs:,pused] | ファイルシステムの使用率 |
ディスクの未使用率 | vfs.fs.size[fs:,pfree] | ファイルシステムの未使用率 |
ディスカバリの作成
ディスカバリのルール
- 名前:Disk Discovery
- タイプ:Zabbixエージェント
- キー:vfs.fs.discovery
フィルタ
- マクロ:{#FSTYPE}
- 正規表現:@File systems for discovery
アイテムのプロトタイプの作成
ディスクの総容量
- 名前:05.ディスクの総容量 $1
- タイプ:Zabbixエージェント
- キー:vfs.fs.size[{#FSNAME},total]
- データ型:数値 (整数)
- 単位:B
ディスクの使用量
- 名前:10.ディスクの使用量 $1
- タイプ:Zabbixエージェント
- キー:vfs.fs.size[{#FSNAME},used]
- データ型:数値 (整数)
- 単位:B
ディスクの空き容量
- 名前:15.ディスクの空き容量 $1
- タイプ:Zabbixエージェント
- キー:vfs.fs.size[{#FSNAME},free]
- データ型:数値 (整数)
- 単位:B
ディスクの使用率
- 名前:20.ディスクの使用率 $1
- タイプ:Zabbixエージェント
- キー:vfs.fs.size[{#FSNAME},pused]
- データ型:数値 (浮動小数)
- 単位:%
ディスクの未使用率
- 名前:25.ディスクの未使用率 $1
- タイプ:Zabbixエージェント
- キー:vfs.fs.size[{#FSNAME},pfree]
- データ型:数値 (浮動小数)
- 単位:%
動作確認
アイテムの作成が完了したらデータが問題なく取得できているか確認します。
「監視データ」-「最新データ」をクリックします。
右上にあるホスト欄で、監視対象機器を選択します。
データが取得できているか確認します。
Zabbix Agentをインストールしている環境では、WindowsでもLinuxでも同じアイテムキーを使用できることが多いです。ただし、取得するアイテムによってはWindowsのみ、もしくはLinuxのみでしか使用できないキーもあります。更にOSのバージョンによっても差異があります。
CentOS

Windows Server 2019
